剣道×エルサルバドル×JICA協力隊
- yuhikai
- 10月4日
- 読了時間: 5分
更新日:10月6日
雄飛会会員の芝野です。2025年の4月から2年間の予定でJICA海外協力隊員(*)として中米のエルサルバドルに滞在しています。
これから、当会HPにてエルサルバドルの剣道事情や剣道に関する活動について紹介していきます。まず初回は、自己紹介と併せてエルサルバドルがどんな国かをご紹介します。
[自己紹介]
出身地:東京都板橋区
段位:三段
剣道歴:10年弱(社会人になってから)
前職:日本語学校(事務・講師)
私は社会人になってから剣道を始めました。剣道を始めるにあたりいろいろと理由が重なりましたが、最終的に地元で剣道ができる環境を見つけたので、見学のうえ入会を決めました。ちなみに、大人になってから剣道を始める人がとても少ないというのは剣道に足を踏み入れてから初めて知りました💦 ですが、雄飛会は暖かく迎え入れてくれたので、感謝しかありません。
[エルサルバドル]
”エルサルバドル”と聞いてどんなイメージが浮かびますか?私は応募をするまでこの国を聞いたことがありませんでした。ただ、応募時の下調べとこちらに移ってから学んだことがあるので、少しだけご紹介をしたいと思います。
まず、面積は四国(九州の半分)くらいで中南米の中で最も小さく、この土地に約630万人が住んでいます。そのため、中米で最も人口密度の高い国とされます。
エルサルバドル人は「他の人との距離感が近い」というのが個人的な印象的です。例えば、月に一回くらい近所に住んでいる親戚20-30人で集まったり、同僚とも友達のような付き合い方をする人がいたり(実際に同級生でもともと知り合い同士だったり・・・)、公私の境が薄い点が東京出身者からすると印象的です。一方で、几帳面で真面目、時間に正確な人も多く、個人的に想像していたラテン人とは異なる印象です。
治安がよく話題に上がりますが、過去最悪だった2015年以降はギャング集団の取り締まり始まり、かつ現在は例外体制下にあって、普通に生活している分には非常に安全だと感じます。
[写真]






食べ物はトウモロコシをベースにした料理が多いです。



南国フルーツも日本では見かけないものも多いです。そして、自生しているか知人からもらえるのでタダ、もしくはスーパーなどでもとても安い。




[最後に]
エルサルバドルでの剣道を含めて、この二年間でしかできないことがたくさんあります。気付いたことや感じたことをまたご紹介をするので、読んでいただければと思います。
今回は自己紹介と国紹介でした。次回は皆さん気になるエルサルバドルの剣道事情についてです!

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(*)JICA海外協力隊について
JICA海外協力隊にはさまざまなバックグラウンドを持った人が応募をします。それぞれの経験から興味のある仕事を自分で選び、JICA 事務局が選考を行います。行政・教育・農業・スポーツ・医療福祉など、ジャンルを挙げるだけでも幅広いことがわかります。今現在、世界各地に1800名弱の長期隊員が派遣されています。「剣道」の職種の要請も世界中で出されていて、通常は一定以上の段位と指導経験が求められます。ちなみに、私自身は剣道隊員ではなく、「コミュニティ開発」という職種で派遣されています。
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